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身体感覚

空き地や広場など物理的に囲われていない場所に立ち、そこから周りを見渡すと身体感覚的に特に何も思わない、感じないと思います。

自分の立っているその場所に物理的に囲われた空間(=建築)の内から周りを見ても特に何も思わないかもしれません。

ただそれは周辺の単純な区画割と単純な敷地の形に従い建てた建築に対して、です。

人は自分の周りに3次元の空間ができた途端、それが基準として周りを見ています。

その基準が周囲と異なるものとなったとき、周囲を見渡すとなんとも不思議な感じとして見えてきます。

不思議なもので平面を角度を振る、そんな単純な操作で見え方が違った感覚として認識されます。

設計監理させてもらった白嶺町の家で、これはこれで面白い発見でもありました。